ただし契約社員(=有期契約)、財団法人勤務、研究員。
このプロフィールだとクレジットカードの審査って通らないんだなー。
実は以前から通らないんじゃないかなとは思っていたものの一度も申し込んだことなかったんだけど、近頃FF11(MMORPG)でweb moneyの入力がさすがに面倒になってきたこともあり、先週ついに給与振込口座にしてる某銀行のキャッシュカードをクレジットカードつきにしようと思って申し込んでみたのでした。
待つこと1週間ちょい、見事にハネられました。だめかもと思ってはいたけどはっきり証明されるとなんか「負け組」判定されたみたいでちょっと凹みますね。別に判定されたところでMMORPGの支払いがweb moneyのままになるだけで、実生活に何か変化があるわけではないのではありますが。
しかしま、そりゃ結婚しろと迫る親に経済的に無理だと、独身でいたい言い訳としてでなく真実としてそう答えるしかなく、将来展望はと聞かれても全く申し開きできないくらいの一寸先は闇っぷりで、本人が自身の将来を不安に思ってるんだからそりゃカード会社も不安なのは仕方ないかw
第4回 『不況のメカニズム』は、いかにすごい本かhttp://wiredvision.jp/blog/kojima/200706/200706120108.php
で紹介されていて興味を持ったので
「不況のメカニズム - ケインズ『一般理論』から新たな『不況動学』へ」、小野善康、中央公論新社
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31881167
を買ってきて東京出張の往復の機上で読みました。たった780円、200ページちょいの物理的には軽い本でしたが、結果として目から鱗ポロポロで大いに知的な楽しみを与えてくれ、考え方を納得ずくで軌道修正させてくれる本でした。
ケインズ派と新古典派の経済学の対立点から説き起こしてケインズの「雇用・利子及び貨幣の一般理論」の不十分な点を指摘、改良しつつ不況という経済現象を理解するモデルを平易に説明してくれる良書。上掲の小島寛之氏のblogによればケインズの「一般理論」を読んで挫折した経験があるほうがより楽しめるそうですが、別に読んでなくても十分興味深く読めました。かなり平易なので経済学については高校の「現代社会」科いらい、まぁ素人と言ってよい私でも背景知識がなくて困るということはありませんでした。(理系人としてはもうちょっと式があってもよかったかなと感じるくらいに平易。)
内容ですが、
- 流動性の価値にひっぱられて所得が投資と消費ではなく「貨幣」のため込みに向かい、需要が不足する
- 需要が不足するため非自発的失業が起こる
という構造を判りやすく解説してくれます。そしてこの需要不足という前提の下では古典的(である意味素朴)な市場中心の考え方は(局所的にはよさそうに見えてもめぐりめぐった結果)必ずしも良い結果をもたらさないことを様々な例を挙げて解説してくれています。例えば:
- 小さな政府」を初めとする組織単位での節約(歳出・支出の削減)は国民経済全体から見るとかならずしも効率的ではない
(局所的な効率が全体の効率化に結びつく保証はない) - 特に非自発的失業で労働力が余っていることこそが真の非効率であり、税や社会福祉による富の再分配は「人道的」という曖昧な理由によるものではなく社会全体の効率化に寄与する合理的な選択
(ただし残念ながら政治的に大きな影響力を持ちがちな「成功者」に対しては、短期的局所的な観点では支出を求めるため彼らの反対は大きい。とはいえ長期的には景気が良くなればめぐりめぐって「成功者」にとっても+。) - 政策としての成功者優遇は貨幣ため込みに向かうだけで実投資に結びつかず景気を改善するどころか失業を増やし悪化させる。
(最近のゆるやかな景気回復は成功者優遇政策ではなくむしろ世代交代によって投資を恐れない=貨幣の流動性の価値を高く評価しすぎない世代の割合が増しているほうが主な理由) - 国際競争力をリストラによって高めると自国通貨高を招き却って国民経済全体としては不況は進行する
などなど。またその一方でケインズ経済学の誤りを正して「乗数効果」を否定し、単なるばら撒き(特に地域振興券とか)には価値がないことを明確に述べて、公共事業の価値は作り出された財(設備・サービス)自身の価値のみ(投入資金に対して収益を上げる必要はなく赤字でも良いが、需要がないのだけはダメ)であることも論じています。
私は今の公共事業のあり方に割と否定的だったんですが、この本を読んでかなり修正されましたw。
ちなみにこれまでジョンソン、クリントンの2大統領が弾劾裁判を受けたことがあるが、両者共に無罪だったそうな。(ウォーターゲート事件でいかにも弾劾を受けてそうなニクソンはWikiPedeiaによれば訴追決議前に辞任したので受けてないとか。)
時事通信社AFP:
2007/07/07-09:38
大統領弾劾、半数近くが支持=元高官の刑免除に6割反対-米調査
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%c3%c6%b3%af&k=200707/2007070700109
同じ記事をライブドアニュース:
米国民の半数近くがブッシュ大統領弾劾を支持=世論調査
http://news.livedoor.com/article/detail/3225251/
ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/wiki/ から
弾劾 - 各国の弾劾制度 - 米国
タイトルは最近読んだ「超人計画」(滝本竜彦)のヒロイン(?)の口癖にインスパイヤされました。と冗談めかしてますが、定足数に当たるものがない現行の選挙システムでは棄権/白票は何の意思表示にもならない以上、それらの行動は社会を運営していくという、民主主義社会の市民としての務めに対する単なる怠慢でしかないと考える私としては結構本気です。
というわけで、強行採決連発しすぎてどの法案が強行採決されたか覚えていられないという(つくづく指導力と強引、独善は違うと思うのですよ…。)空前絶後の無茶運営の国会がグダグダに閉会して、やっとこ参院選告示だそうです。ニュースサイト巡回で偶然見かけた
「ネットと参院選・新たな取り組みと混乱【コラム】」
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT11000011072007
に触発され、自らの投票行動を見つめなおしてみようかと。
Yahoo!みんなの政治:政治ポジションテスト
http://seiji.yahoo.co.jp/guide/position/index.html
やってみました。
「あなたは『リベラルかつ大きな政府を目指すタイプ』です。」だそうです。
http://seiji.yahoo.co.jp/guide/position/kekka.html?px=3&py=0
・・・まぁそんなもんかな。ちなみに私の場合、支持政党はなし。
毎日ボートマッチ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/votematch/同じくやってみました。
自民党 | 28% | XXXXXX |
民主党 | 55% | XXXXXXXXX |
公明党 | 35% | XXXXXXX |
共産党 | 68% | XXXXXXXXXXXXXX |
社民党 | 72% | XXXXXXXXXXXXXX |
国民新党 | 48% | XXXXXXXXXX |
新党日本 | 72% | XXXXXXXXXXXXXX |
これもこんなもんですかねぇ。憲法改正に反対(金科玉条とは思わないけれど今出てる改憲論には合理性もメリットもカケラも感じないので)で、自衛隊廃止論者(正確には災害対策の国際救助隊への改組論者w)なもんだから民主党より社民・共産が高くなるんだろうなー。
7月30日追補
結局、参院選挙は比例も選挙区も共産党に投票w
理由は9条改定反対だから(労働政策、農業政策などはかならずしも賛成でない、社民党じゃなかったのは社会党時代のブレが記憶にあったから)なんですが、いいかげんに現在の経済の有様がなんとかならないと本気で赤化しちゃうかもしらんですよ?w
http://www.comiket.co.jp/
3日目、日曜日 東地区(東5ホール) "ヘ"ブロック-11a
向日葵学園女子高等学校漫研(ヒマワリガクエンジョシコウトウガッコウマンケン)
http://www.nerimadors.or.jp/~chihiro/Sunflower/
です。お暇とご興味ある方は是非おいでくださいませ。
同人誌の内容は女装に関する体験談、ノウハウ、想い、理論等を漫画、イラスト、エッセイ、写真等で綴ります。女装コスプレを含みます。基本的に全年齢向け。執筆者も発行人も基本的には女装の人です。
新刊さんふらわー24号では女装をする場所について考えてみようかと思っています。バックナンバーも用意してお待ちしています。