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2017/03/27 13:44 |
下品な経営 - 隠し撮り編
橋下知事が職員隠し撮り
仕事ぶり点検と
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2008090600141&genre=C4&area=O10
(京都新聞 2008年9月6日)

コスト面の問題を本気で追及したいなら地道に経理上の記録を追い、記録が不備なら記録をつけて問題点を探せばよい。いずれにせよ作業の性質と作業量からしてトップだけでやるのは難しく問題点を職員と共に協調して見つける必要がある。隠し撮りはセンセーショナルではあっても運営コストの問題は見つけ出せないだろう。いずれにせよ小さな問題を地道に解決し続けられる体制の整備が必要なのであって、盗撮映像の存在をマスコミに流し、利用者拡大の努力していないなどと一方的に文句をつけてセンセーショナルに煽り立てても問題は解決しない。大体何か問題のある状態ならまだしも、通常の本来業務を行っている隠し撮り映像(報道の限りにおいてはそうらしい)に対して本来業務以外の特別な「努力をしていない」なんて言いがかりに等しい。

あるいはマスコミを使って煽れば、知事は仕事をしてますよーというパフォーマンスにはなるだろう。相手を悪者に仕立てて対立を煽れば「働かない役人と戦っている強い知事」のイメージも増すだろう。けど結局、それでは実際の問題が解決しない以上、そんなのは長続きはしない。

もちろん解決する気などなくて赤字埋めの財源作りのスケープゴートに仕立てる目的で当座だけ通用する廃止の言い訳を作るのが目的というなら話は別で、実に合目的な行動といえるかもしれない。その目的自身の是非とは別にしての話ではあるが。

確かに一々細かい運営コスト問題を解決するなんてまだるっこしいことをせずに行政サービスを次々廃止すれば、税金据え置きで支出が減るのだから手っ取り早く赤字は解消するだろうが、当然府民に提供される行政サービスの質は低下する(税金という支払いは据え置きなのに)。

それにしても「隠し撮り」というやり方は多くのヒトが嫌らしいと感じる方法である。「隠し撮り」を肯定し実行するトップの存在は、こっそり監視されているかもしれないという圧力を職場にもたらし、トップの指示の全てが警戒を持って迎えられる事態を招き、勤労意欲を低下させ、組織の風通しを悪くすることは間違いない。

知事は「民間では当然」というが、正直あまり当然ではない。もちろんやらかしちゃったか、あるいはやらかしちゃいたいと思っている経営者も世の中にはいるだろう。が、やったことがばれれば間違いなく経営者に対する信頼は失われる。信頼が失われれば警戒され現場の協力は得にくくなる。

どうもこの知事は世の経営者や政治家の幾人かと同じく、組織トップの思い付きをトップダウンに「やれ!」と命令してとにかくせっせと圧力をかけることが指導力であり、そうすれば物事はうまく運ぶと勘違いしているように思われる。仕事の効率を向上させたいなら現場に自発的な協力をしてもらうことは必須であり、手段を選ばず圧力をかけて強制したり、ましてや敵対心を煽ってもうまくはいかない。なにせ結局実施するのは現場の人間であり、人間は自発的に取り組んでいる時に最もパフォーマンスが良くなる生き物なのだから。

それに圧力に頼った強圧的な方法はイエスマンを作りやすい。イエスマンはトップから見ると協力的に見えるのだが、その実は自分の都合のため機嫌を損ねないようにトップにおもねっているだけであって、組織全体を見れば決して組織が抱える問題の解決にとって協力者ではない。イエスマンに取り囲まれたせいで情報収集が偏り、判断を誤った指導者は歴史上数知れない。

ちなみに作業の効率を向上させるために作業を撮影することはありうる。が、それは別にサボっているかどうかの監視とかではなく正規の作業手順においてヒトの動きの無駄を調べたりするものであるから、普通に予告して行えばよい訳で、隠し撮りする必要は全くない。

「マスゴミ」言いたいだけちゃうんかと


余談その1。

この件で関連記事を検索してて思ったが2chあたりでは「隠し撮り」という表現が気に入らないとする盲目的反マスコミ者がいるが、相手に知らせずに撮影したら、後で公表しようがしなかろうが、目的がどうであれ、実施者が誰であれそれは「隠し撮り」には違いあるまいに…。合理的な指摘ならともかく、何が何でも「マスコミ悪い」に繋げたいのだろうか?

漫画と文学


余談その2。

知事は漫画をさげすんでいるようだが、児童文学館が仮に漫画文学館でも何か問題があるのだろうか?
純文学の文庫本の表紙や挿絵を人気漫画家が描くこのご時世に。

ちなみに同人誌といえば文学分野だった昔には、文学は役に立たぬことばかりやっていると大いに迫害された時代があった。すっかり文学が文化的権威の一つとして確立した今では考えられないかもしれないが、本なんか読んでいる子供は親に叱られた時代もあったのである。
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2008/09/07 01:09 | Comments(0) | TrackBack(0) | 空論

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